フリッツクーラーピアノ 酒々井町W様 ピアノクリーニング修理 外装ややひび割れあり
フリッツクーラーピアノ。このメーカーのみを聞くと耳なじみが薄く、アポロピアノというと意外にわかる
当時アポロもいろんな名前でピアノをいろんな販売店を通じて売っていた
ビクターピアノもアトラス社製とかいろいろOEMブランドを出していた時代のピアノだ
以外に数多いフリッツクーラーピアノ、年数はどのピアノも30年以上たっているケースが多い
今ではこのブランドとしてのピアノは作ってはいないが、パーツは今でもあるので
心配は無用
30年以上経過してくると音が出にくいとか外装の曇りが取れない、等の悩みを持っているお客様は多いはずだ
湿気、乾燥等にてピアノは刻々と変わってくる、木材楽器だ
年数の経過により接着剤の劣化が進み各部の部品が脱落。。ってこともよくあることだ、
そのようなことも含めて今回もう一度快適に使うべくきっちり修理をしておきたい
ついでに外装もきれいにリフレッシュできれば最高だ
虫食いも結構あるのはあるが、こういうところの虫食いは別に珍しいものではないし
とんでもないお金がかかるところでもないので気軽に修理が頼めるところなのだ
虫が食っても減るし使い込んでも減るところ
消耗パーツは意外に部品は安いということを覚えておくと便利だ
虫に食われた鍵盤ブッシングクロス
これだけで鍵盤はがたがたになってしまう
クロス系はほとんど虫にやられてしまっている恐るべし虫食い
鍵盤高さをつかさどるバランスパンチングクロスも虫に食われてしまっています
音を止めるダンパーのフェルト部分も虫に食われ
穴が開いています
弦の劣化、何本かボン線がひどく交換が必要です
ハンマートップも弦溝がくっきりファイリングが必要です
はずされたダンパーヘッド
ダンパーフェルトの交換
音の止まり具合は柔らかさが命のダンパーフェルト
やはり年数が経過しすぎるとフェルトも硬化し始め
硬化すれば弦振動を抑え切れなくなり音は止まらなく
なってしまうのだ。30年が交換の目安と思っておけばよい
曇った外装パーツ
下前パネル、磨くとしたから塗装膜割れが出てきました
光るんだけど割れているが
ぽろぽろ落ちたりはしないのでそこらあたりはだいじょうぶ
鍵盤部ブッシングクロスの交換
ピン弦みがきさぎょう
はずされたフリッツクーラーのピアノ底板
汚れとほこりにまみれています
クリーニング前のペダル窓クロス
ペダルも磨くと新品時に戻ります
低音の弦についてしまっているさび
ぴかぴかになったペダル
クリーニングされペダル窓クロスも張り替えた
フリッツクーラーピアノ
底板部分をとめているビスはすべてさび付いてしまっています
虫に食われてしまっているフェルトクロス類
ピアノ本体のクリーニング
口棒鍵穴周辺
アクション部の修理相当ひどい状態からの直し作業だ
新品に張り替えられたダンパーフェルト