ヤマハW102 ピアノクリーニング&修理 大阪府O様
入荷しました。一見綺麗かなと思いきや
なかなかの傷が多し、色ヤケ等はさほどひどくはない
傷のところを補修しようと思ったのか、手を入れたような跡あり
中身はこれまた意外に綺麗
ヤマハロゴペダル等は年数相応
口棒にバコンと傷
譜面台受け部分にも傷あり
パネルをはずすと中からなにやら出てきました
テスト用紙でしょうか
アクション部フレンジコードバリバリ切れています
これでは弾いても途中で音が出なくなります
フレンジコード交換
やはり30年以上も経つヤマハw102
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう
先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている
ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう
鍵盤バフがけ作業〜鍵盤木口落とし
鍵盤木口やや黄ばみ始めているので交換
製造番号的には新目なのだが数年で完全に変色する
ヤマハW102のハンマー整形作業、アクションをつけたままのファイリングはフレンジ軸部をいためるので必ず固定しなければならない
1個1個のファイリングは個々剥きかたが変わるので綺麗にそろわな、面倒な作業でもあるが音にも大きく影響するところだ
綺麗にむけたら新しくフレンジコードを張り込んだアクションに取り付けていきます
下前パネルこの傷と言うか引いたような跡は恐らく椅子がぼろぼろになりそれが貼り付き下前パネルの塗装を犯していると見た
向かって右側足部分に傷
向かって左足、亀裂が上から下までピーっト割れが入っている
ペダル窓部分にも強く引いたような傷下左写真、の角度から見るとさほど目立たないが
右側から見ると「くっきり解る
口棒部分の傷と棚板に付いた傷
棚板は傷と言うよりニスのはがれ
足を取る、足に付くキャスターを取り外さないと足は取れない
、
キャスターをはずします
木の合わせ目からぱっくりと割れている
接着作業
確実に接着するために
ペダル部分解作業
ペダル窓クロスの交換
底板に付くビスはさび付いていますので新品に交換されます
クランプで固定された足を本体に取り付けていきます
しばらくギプスをはめられたヤマハW102
細かいところが気になる猪野ちゃん、このピアノのスタイルが一番お気に入りのモデルだ
女性に好まれる色ですね。
ナベサンは朝早く既に海へ入ってきたらしいが、霧で視界不良のために早々に切り上げてきた
光るペダルは気持ちよし
木口落としとアクリルに張替え
宇野さんXジャパンの大ファン。それも筋金入り
バランスキーピン磨き
木口交換後の削りこみ
・・・・なんともいえないそのルックス
音楽ジャンル不明か
ピアノのお金がアンプにばけちまったっぺ
ヒュースのNEWモデルだっぺ
そらいい音スッペさあ、とコメさん(ギターコレクター&調律師&調律学校の先生&ピアピットスタッフ)
う〜〜〜んなんかキモチワルイ
トヤサン、ピアピットの神様
鍵盤が102本体へ戻されていきます
鍵盤フロントバランス部のチェックとバランスホールの調整も同時に行われます
ハンマー走りねじれ取り同時に各部アクション部品をとめているビスがっ全て緩んでますのできっちり
締め上げます
ダンパーフェルトの交換、一応上に書かれた部品の金額、びっくりしたことと思います、中にはやや高めの部品も沢山ありますが
消耗品パーツは比較的リーズナブルなわけです。
まだまだ5000パーツあるので書ききれないが、意外に安いんだ、ということが解っていただけたでしょうか。
いかに正確に精密に組み上げること、そこに料金が発生するわけで、へたにつけても美味くつけても10000円ですといわれたら
払うしかありません。用はどれだけの技量で正確に綺麗に取り付けられるかということでしょうかね、
アクチョンバット部アッセンブリ88個20000円前後
4,5のクロス500円前後
ヤマハピアノ用フレンジコード、
よくクリーニングページで交換しているやつです。
4〜5台分で600円
ヤマハゴムボタン800円
ゴムボタン10個いりで350円
3ミリフェルト350円
ヤマハ用鍵盤木口1台分1800円
ブライドルテープ、ハンマーバックチェックについていてハンマーの戻りを助ける役目一台分1500円
ピアノバランスキーピン1台分88本1200円
レンナー製ブッシングクロス 巻き10メートル6000円
カシミヤのGOODなクロスだ、国産は目茶安いがケバだってダメ
カワイ用アクリル鍵盤、一台分2500円 鍵盤手前の長さが52ミリがヤマハ、50ミリがカワイというように鍵盤が出来ている
それを一枚一枚貼っていくのだが、結構手間なのだ、綺麗に貼るそして鍵盤を本体にもどす、だけではなく削り込み作業が一番大変なのだ、
一台分交換で25000円〜50000円と大きく店により異なる
意外に安いピアノのパーツ、
ピアノの修理は高い!しかしパーツはものすごく安い、一般の人にはわからない
知るよしもない。ここで紹介しよう、実は凄く安いのだ、
ほとんど工賃か、技術料ということを知っておこう
ピアノを直せばものすごく高くつくイメージがナゼカ一般の方々は持っている
昔ピアノといえば高価なイメージがそのまま来ているのか、はたまた買い替えを勧める目的で
買い換えるのと同じぐらいかかる、と言うイメージが付いてしまったのか。
50年も60年も経っているぼろぼろピアノのOHならともかく少しの直しならこれまた意外に安く上がり
そのままずっと使える、これからはユーザー自身もパーツの値段を確実に知っておくべきだと言う時代になってきた
これらを頭に入れておけば弾いていて壊れても大金を用意しなくてはならないということがなくなるし
思い切って弾くことが出来る安心感も同時に感じてもらえるだろう
アクション整調作業開始 整調すなわちピアノの運動状態を適正な動きにあわす、統一する作業
一番地味ではあるが、一番深いところに携わるところだ、整調されてなくてもピアノは音が出る、精密に整調されたピアノと弾き比べてみれば
どれだけ違いがわかるだろうか、指の感触から来るところ正確精密な調整を必要とする
大まかなお見積もり金額
ピアノクリーニング65000円
フレンコード交換20000円
鍵盤木口交換15000円
調律(狂い大)23000円
外装口棒〜棚〜下前パネル〜鍵盤まくり部分塗装30000円(1個1個のパーツで計算すると60000〜します)
本体側面の傷見えにくい部分だと思いますので目立たなくしようかなと考えております、いかがでしょうか
消音ユニット105000(マジックスター)またはコルグ130000円どちらか・・・・工賃込み
と概算で出しました〜尚納品後の調整調律も含みます
運送別
税込み
2回目の調律
トーンエスケープ分解
BB弾
W102のけん盤蓋
部分部分塗装をしてたら全てやりたくなったらしい
大丈夫ですまさにプライベーターの世界ですから
ヒンジも取り外し磨きあげウレタン塗装を施します
口棒のぼこっと付いた傷も綺麗に直りました福多マジック〜〜〜
ヤマハW102にマジックスター消音ユニット取り付け作業
サイレントレバー取り付け
このレバーを引くと消音になります
サイレントバー取り付け
鍵盤センサー取り付け
ペダルセンサー取り付け
ふと思ったんですが、今までどれだけ消音をつけたかというと257台!!!
発売当初25年ぐらい前はしょぼかった〜おまけにバカタカ!!だったように思う
しかし昨今の消音ユニット乱発もすごいm、素人でもつけられるのでさらに最悪
コルグは一応研修を受けると認定書がもらえる、しかし消音装置自体はつけ方がほとんど同じなのでコルグを取り付けできればマジックスターでも何でも取り付けられる
またその逆も同じだ、他社でつけたクレームはなぜかピアピットに来る、これが困るのだ
・・・・・・研修ないし取り付け講習は各楽器店でやってもらいたいと強く思うところにある
調律師の業界でもいよいよ来年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
レトロなハエトリガミ威力衰えず
ヒデ(エックスジャパン)のファンでもある宇野さんのギター
ヒデと同じモデルを買う・・・・・・多分30万以上だったように思う、エフェクターもヒデが使っていたXP100
マニアだまさにマニアだ、これ以外にもヒデが使っていたと同じものをいくつか持っている
ナベサンはXP100がめちゃくちゃ気に入っている。・・・・・ギターは音もGOOD、30年前なら買ったかも。。。だと
音やせしない、各エフェクターの音がすこぶるいいのだ、おまけにそのエフェクトのかかりぐあいが絶妙
本体裏にはメイドインアメリカ!!!と書いてある
確かにアメリカなのだ、USAじゃないのかなあ〜〜〜
ワイドな椅子両ハンドル、マット
6ボタン