フリッツクーラーピアノ   ピアノクリーニング&修理&消音ユニット取り付け  小平市K様
東洋ピアノ独特の弱音器システム
鍵盤は汚れ傷あれど欠け、ひび割れ等なく良好
ハンマー整形、古い弦溝を削除して新品時に戻します
レンナーのハンマーがついている、高級ないいハンマーだ、100%生かしたい
動きが悪くしょぼしょぼしている
これではせっっかくの東洋ピアノフリッツクーラー、アポロピアノだと思えばOK

当時ピアノブームで売れまくり整音すらせずに出荷されたピアノ
そのまま今でも使っている人は多く、カンカンした実に疲れる音だ
しっかり整調整音をすればいい音間違いなしだ
ペダルは変色しています
弦もひどいさびはなくこの状態で保たれていてほっとしている
外装はこのように年数経過で
つやはなくなっている
ここまでくると手で磨いたところでつやは出ない、機械で磨くほうが深いつやは期待できるのだ
外装は多少傷はあるがクリーニングと同時に目立たなくする方法はいくらでもある
韮崎から様こそお越しくださいましたフリッツクーラー様
比較的多く売れたこの機種、しかし本当の良さを知る人はいない、じゃんじゃん整備せずに売りまくったのだから・・・
ちゃんと手を入れてあげればカンカンした音で弾かなくてもすむのだ、ソフト感を加えるとアポロの性能のよさが出てくるのだ
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1個1個部品をはずしてクリーニングを施していく
地道な作業だが、これが意外に楽しいわけで、きれいになる、という実感を痛烈に感じるためやめられない
仕事の合間を見て発表会の練習
バランスキーピンフロントキーピンは鍵盤運動の要のところだ
できるだけ抵抗感をなくすと鍵盤運動はスムーズになり
動きタッチも良くなるのだ
フリッツクーラーピン弦磨き
丸一日この磨きにかける義治氏
ピアノ鍵盤蓋奥まる部分と鍵盤蓋部分の磨き
フリッツクーラーはこの部分がカシュウで塗装されている(植物性塗料)
年数が経つと漆同様に表面劣化が進む、まさに曇ってくるわけだ、
いったん曇ると、そうは感単にきれいにはならないのがこのカシュウの大変なところだ
拭けば拭くほど拭いた布は茶色くなり、きれいになると思いきやしみになりさらに曇る状態だ
鍵盤蓋上面の傷
辺さんが磨くと・・・・・ほらきれいなのよ
なべさんいわく「カシュウのほうが磨き上げると深みがあってきれいだ」そうだ
このドンピカ状態を維持するのは非常に困難
触らない触れない、湿度温度が常時保たれているということらしい
そんな家は皇室にしかなく、一般的に徐々にまた曇ってくる
そんななか、何とか曇りをとめることができないものかと
今試作品だが専用上薬を開発中だ

すでにあるので部分で試してみたい
磨かれた鍵盤蓋上面表
光るフリッツクーラーの文字
現在外装〜〜からの作業で中身(アクション)がまだこれからなのだが
今回はクリーニングと修理にて動かす所は動かすと言う手法をとり納品といたるわけであるが、これから先のメンテに関する情報を頭に入れておこう
ピアノに精通している人はいいのだが、ほとんどの人がメカに詳しくはないのだ。それこそアフターパーツと言うのは実に多く存在してはいるのだが
そのパーツがなんなのか!、どこに使うものなのか、どういう症状の時に
交換すればいいのか、どういった効果があるものなのか。これでは全く効果不明の内容となってしまう。お店任せでは不安な気持ちも出てくる

本格的な知識までは必要がないにしてもいざ修理、故障となると最低限の知識が少なからず必要となってくる,,そこで修理、交換、メンテといった
パーツについての知識をまじえながらパーツの値段等も頭に入れておこう
まだまだ5000パーツあるので書ききれないが、意外に安いんだ、ということが解っていただけたでしょうか。
いかに正確に精密に組み上げること、そこに料金が発生するわけで、へたにつけても美味くつけても10000円ですといわれたら
払うしかありません。用はどれだけの技量で正確に綺麗に取り付けられるかということでしょうかね、
これら全て大体数百円にて手に入れることが出来る、
ヤマハ用フレンジコード
クリーニングのページでヤマハのピアノは良く交換されているのが見れる
4〜5台貼れる巻き物600円だ

交換料金は20000円〜5万と各店に
より異なる
ブライドルテープ、ハンマーバックチェックについていてハンマーの戻りを助ける役目一台分1500円
ピアノバランスキーピン1台分88本1200円
カワイ用アクリル鍵盤、一台分2500円     鍵盤手前の長さが52ミリがヤマハ、50ミリがカワイというように鍵盤が出来ている
それを一枚一枚貼っていくのだが、結構手間なのだ、綺麗に貼るそして鍵盤を本体にもどす、だけではなく削り込み作業が一番大変なのだ、
一台分交換で25000円〜50000円と大きく店により異なる
今鍵盤のブッシングを交換しているのがこれだ〜
貼り方次第で大きく変わる、恐ろしいくらいにナーバスな所なのだ
へたに貼ったらそりゃもうもうもう後貼った人間が一番苦労する所だ、
熟練を要する
レンナー製ブッシングクロス  巻き10メートル6000円
カシミヤのGOODなクロスだ、国産は目茶安いがケバだってダメ
意外に安いピアノのパーツ!!ピアノは直すと高い、しかしほとんどが技術料だということ、値段は各店によりさまざま、精度もさまざま
根本的な原価はいくらなのか、いつか役に立つので紹介しておこう、というより知るべきだと思う
張り替えられたペダル窓クロス
底板のビスも交換されました
なべさん看板つくり
山の中にある山小屋
鍵盤押さえフェルト交換
ヒンジも磨かれ再塗装が施されます、ヒンジのビスもすべて新品が入ります
こちらは1926年製スタインウエイデュアート、
アンティックスタインウエイだ

ロールピアノです自動伴奏装置つき
人間の血管ほどのチューブ(エアー)が張り巡らせ
1個でも抜けていれば音が出ない
すごいメカニズムだ、
この装置をじれるのはチョウエモン、幼少の頃からお父さんについて技術を
叩き込まれた日本デ一番若い技術者だろう、この手の機械をいじれるのは日本でも数人しかいない、それもみんな70~~以上の高齢者だ
チョウエモン24歳、技術はさすが越川氏の息子レベルの高さには驚いた
お見積もり内容
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
バランスキーピン部分交換5000円
ハンマースティック修理30000円
アクション総合調整20000円
消音ユニット150000円
運送22000円
   16000円 
税16300

以上になります

尚納品後の調整調律等含まれています
一応パネルが出来上がったのでくみ上げてみました
でもまたばらします
消音ユニット鍵盤センサー
消音ユニット取り付け前の正確な整調が大切
フリッツクーラーに消音ユニット、これで最強のピアノが誕生する
これを取り付けるだけで真夜中も存分に弾くことが出来る
そんなもん30年前にはアイディアすらなかったかも、でもって今は主流なのだ
時代の移り変わりは恐ろしい
ストッパーバー取り付け
無敵の音源ボックス
正確に取り付けるためにお互い確認を取りながらおこなう
音源ボックス取り付け
掛け持ちで大変なのよ〜〜
すばらしい機能持ってるわ
鍵盤センサー取り付け
さらに細かい微調整が施されるフリッツクーラー
使わないときはスライド式になっており
ピアノ本体ツラにすっきりと収まる
液晶ディスプレイ表示だ