アポロA8 渋谷区S様ピアノクリーニング&修理
外装はやはり年数相応、傷打ち傷は当たり前
しかしあくまで外装だ、「綺麗に仕上がれば問題はない、細かい傷を取るのが大変なのだ
一度なにか、クリーニングをしようとした形跡あり、
現枕がドリル系のもので傷ついてしまっている、あくまで音には関係ないところなので問題はないが・・・・・・
鍵盤象牙やや黄ばんでいる象牙、もしかしたら一度漂白されているかもしれない
この年式でそうはこれだけの黄ばみでしかないと言うことは考えられない
もっと黄ばんでいることがほとんどだ、象牙も当時はふんだんにあり高級感を出すためにいろいろ付けられたピアノもある
そのぐらい流通していた時代、しかし今はデッドストック物の貴重な部材となってしまった、
まず外装からクリーニングが始まります
した写真、鍵盤の蓋部分だ、一番傷が多く付いている所でもある
まずヒンジ等部品をばらしてから磨きに入る
曇っているチューニングピン
蓋表面についた傷
気持ち虫食い有り
クロスパンチング系は虫食いはない
磨き上げた鍵盤蓋〜〜
クリーニングでは打ち傷までは取れないが
このように細かい傷が落ちると新品時の輝きが戻ります
綺麗どす
ピアノ前パネル磨き
傷が沢山付いています
バフにより細かい傷も全ておちます
つるつるピカピカになりました
ピアノ本体磨き
磨きは大変だ、綺麗になるために何度も磨き続ける
アポロペダル分解修理
複雑に組み込まれたアポロのピアノのシフト部分
UPでは一番の複雑な構造かつ実によく出来ていると思う
組細工のような構造を持つ
クロス系は虫食いにやられボロボロだ
ピアノペダル、磨けばこんなに綺麗になるのだ
外して解るペダル窓クロスの状態と傷の多さ
ペダルを外すためにはこのように分解しないと外れない
ほこりにまみれているところでもあり、綺麗に掃除をしてから直すところは直しもう一度組み上げていく
虫食ってボロボロ担っていた部品も綺麗にクロスを貼りかえられ、スムーズなペダリングが可能になる
この部分は下のパネルを外して覗き込んでも
わからないところだ
何とか光り始めた弦~ピン
アポロのピアノはこの年代の年月を経過すると必ず不具合が生じてくる特にアクションの動きの悪さは、歴然として出てくるわけだ、今このように弦を磨くがこの作業は
あくまで綺麗な弦を響かせることにある
それより指先で感じるタッチ〜ペダリングこれは弾き手には重要なポイントでもある
確実にグレードアップしているものを渡したいという気持ちは常に持ち続けている
そのためにはこれからのアクション部の調整と修理が大きくかかわるのだ
そのピアノが戻ってきた時に気持ちよく快適に弾けなければ何のためのクリーニングなのかわからなくなってしまう、外装だけの綺麗さを求める、これも一理有りなのだが
やはりタッチ、音、が変わってなければなんの意味も持たないピアノになることは
極力避けたいのだ。調律師のプライドの世界ですが、イイピアノとしてお届けできるまで見ていてくださいませ
クリーニングは業者によりまちまち
ピカールで外装のみを磨くだけの業者もあれば
そのクオリティーのばらつき問題だけの所だ
綺麗に越したことないのだ、
そのためには到底スグには出来ない
時間と手間、高いクオリティーを作り出す
一台にかける時間は無限だ、一応2週間と書いてあるが実際はそれより早く届いたお客様は今まで1件もない、緻密に細部にわたり手を加えていく。これがリニューであり、お客様の満足度も当然上がってくるわけだ、さらに中身に関してまで、徹底的に手を加えていく、到底2週間ではすまなくなる、
ペダル窓クロスの交換
ピアノ天屋根の磨き、じっくりとバフをかけていく
けして急ぐべからず
塗装師のフクチャンの自転車だ2台目、なんと23万円ありえねーし!!!
ありえねーし!エンジンもなく23万?!!・・・・仕方ないピアピットNO1の長者様だ
ウイッペンのセンターピンの交換、動きが悪く全交換、
ばらしてから1本1本交換しています
ナベサンなにやら薬局からもらってきた看板に絵を書き始めた
なんともゆる〜いかんじのピアノ屋になった
二人仲良くセンターピン交換
これだけダンパーフェルトに溝がつくと止音時ミュッyという雑音が入るために
ダンパーフェルトの整形〜これがまたちまちました面倒な作業
ハンマー整形作業
象牙漂白作業さらに磨きをかける
黒鍵際の再塗装、とアポロの整調、
タッチは軽やかに変更、ヘビーな感じは取れ軽快