カワイKS3F  クリーニング&色塗り替え&消音ユニット等取り付け 兵庫県加古郡K様
程度は良好
みなかみより入荷、カワイKSシリーズです
BLの血統をそのまま引き継いだモデル、販売台数も多く機種も充実していた時代の物
当時KS1,2、3,5、と大きさもバリエーションが多く、ピアノが多く売れていた時代のもの
、程度は良好、大変手入れもよく
じつにGOOD、外装もほとんど擦り傷以外はないというぐらい
手入れをされていた、
さて、これから色の塗り替え〜ということでここ2週間どの色にするか検討中
明日11日からクリーニング、開始、色見本はワイン!安っぽい色はNG、イタリアから輸入するか、なべさんこだわり始めまして
どこにもない綺麗さを強調したい、
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出来立てほやほやのハーモニーのピアノ40年以上前のピアノ
写真よりもうちょい赤く深い感じ、
木目が出ないので目止めを施して
塗装、4枚送りますのでご検討下さい
見ると暗そうに見えますが全体になるとこれより赤く見えます
つや消し、艶あり、サンバースト 等を造り送りますね、
写真と原物やや違います
色きめと下地処理を丁寧に決めていきます
ペダル等は一番最後
きいろ????ではありません
下地の色を造りました
よくクロの色をもっと深くしたい場合はブルーブラックをしたじに使いその上からブラックを
乗せることにより深い透明感のある豪華な黒が出来ると同じ色のマジックでしょう
油絵ではよく使われる技法です
クリントイーストウッド
いやいや本日のピアピット上映会はダーティーハリーですん
若いときも今もかっこよすぎる
男は誰でもあこがれるのだ
色の調合と色のり具合を見ながら
ベースの上に乗せていきます遂に変わってしまうKS3F
それはそれは1台きりのKS1オンリーワンのピアノ
拍子木塗装
妻土台塗装
塗装した後は今度は研ぎの世界です
これは職人芸でありましてこの研ぎ仕上げで綺麗か汚いか、豪華かしょぼいか全て決まります
耐水ペーパーの番手を変えながら深い透明感のある状態にします
アクションのスラッジも綺麗に削除、
今年の塗装作業は年末まで埋まってしまいました
フクチャンが一番忙しいかも、他にも外車のクラッシックカーのインパネ塗装
とかいろんなものをやっている、極上の艶出しと色配分の正確さ高級感、と独特の色の調合は
車屋さんから家具屋さん、イベント企画社からも連日のように問い合わせがある
生まれ変わるカワイKS3F
でもまだ中身はいじっとりません〜〜〜
新品です
イスもすっかり忘れておりました・・・・・すみません〜〜〜
これも出来るだけばらす
黒い塗料を落とします
磨き前のバランスキーピンとフロントキーピン
猪野ちゃん、ベテラン技術者です。お花の先生でもあり
ピアピットのウラ山帰来という雑草を見つけたらしく、掘り返すいの先生
なべさんは雑草だとばさばさ刈り取るらしいんだけど、サンキライという植物らしく
いけばな〜リースによく使われるということ、
なべさん仕事用車新車到着、
3年で20万キロ走る人だからこれも3年目で寿命は消えるのか、と思うと悲しい
お持ちのイスも同色に変更
消音ユニットこれから取り付け準備もかね手を加えていきます
一度パンチングクロスも全て取り去り
ピン1個1個磨いていきます
整調は消音ユニット取り付け時の整調になります
なんとフィンガード〜インシュレーターまで豪華ピアノ塗装同色に施します
鍵盤上面に着いた傷よごれを全て削除します
磨かれたバランスフロントキーピン
MASAKIスペシャルに変身したカワイKS3F
23日24日と那須にパイプオルガンの演奏を聴きに行きました
まさに呼吸をするかのような音色、肉声に近い響きに感動
形になり始めたKS3F  こうみると
カワイKLとも違う色で結構かっちょよし
名前が入ると更にちがうピアノに感じる
紅葉し始めた茶臼岳
消音ユニットセンサー取り付け
コルグ消音ユニット取り付け
整調を繰り返します
消音用整調です
上面ナラシは大切な所
コルグ消音ユニット取り付け
以前はテクニクス、コルグに買収され今はコルグ
音源はコルグ、

取り付けに関してはコルグ取り付け研修を受け認定証
をもらえば調律師なら誰でも取付けできるのです

取り付けあとセンサー確認
昔は取り付けられる機種が限られていたのですが
今はほとんどの機種に適合
時代も変わり便利な時代となりました